ぎっくり腰
目の前にある書類を取ろうとして、なにげなく手を伸ばしたら「ぎくっ」と腰に痛みが走り、動けなくなってしまった患者さんがいました。
「ぎっくり腰」は重い荷物を持ち上げたりするだけでなく、日常のなにげない動作、高いものを取ろうとしたり、軽く腰をひねったりしたときにも起こります。
ぎっくり腰とは通称で、医学的には急性腰痛症といいます。
ぎっくり腰になると、2~3日もすれば痛みも引いてきますが、ひどい方は、1週間ほど寝込む方もいらっしゃいます。
先ほどの患者さんは、臀部のポイントをゆるめるとすぐに痛みが軽くなって歩けるようになりました。
臀部の筋肉のコリが、腰に負担をかけていたようです。
ぎっくり腰のほとんどが、腰の細かい筋肉の捻挫によるものですが、なかには椎間板ヘルニアなどが原因のケースもあるので注意が必要です。
「ギクッ」ときたら、まずは冷やして下さい
ぎっくり腰のほとんどが、炎症をおこしています。まずは安静にして、患部を氷水で10分ほど冷やすことをお勧めします。
アイシングと言います。詳しくは「アイシング」のページで、分かりやすく説明させて頂いてます。
決して温めたり、患部をマッサージしたりしないで下さい。炎症を広げて、かえって悪化させる可能性があります。
アイシングで痛みが引かない場合は、椎間板ヘルニアが原因の可能性もあるので、自己診断しないで専門医で診てもらう必要があります。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰は長い期間に全身の疲れが溜まり、不意に負荷がかかって筋肉や靱帯または椎間板などを損傷し、痛みが出てしまいます。
肉体労働など、普段から仕事などで無理を続けている方だけでなく、デスクワークで運動不足の方などにも多いようです。
腰は全身のなかでも一番負担が来るところなので、腰に負担をかけているところを緩める必要があります。
臀部の筋肉やもも裏の筋肉がカチカチになっている方が多く、さらに、お腹の筋肉や肩まわりの筋肉までもゆるめると楽になるようです。
患者さんによって腰に負担をかけているところはまちまちですが、その原因を探し出して改善することが施術のポイントになります。
ぎっくり腰がきっかけで定期的に来院して頂いている患者さんの多くは、ぎっくり腰を克服されています。
ぎっくり腰に関しては、定期的なメンテナンスがたいせつなんですね。
ぎっくり腰の予防
ぎっくり腰になる方は、股関節の硬い方が多い傾向にあります。
股関節が硬いと、普段の生活で骨盤が後湾するようになり、腰の筋肉や靱帯、さらには椎間板などに負担が掛かるようになります。
ぎっくり腰が癖になっている方は、臀部の筋肉やもも裏のストレッチ、さらに開脚のストレッチを日常からするように心がけて下さい。
ぎっくり腰のあとは、早めにカラダを動かしましょう
ぎっくり腰になると、あまりの痛みのために、しばらくは動けないと思います。
しかし、腰が痛いからと言っていつまでも寝ていると、筋力が落ちてしまいかえって回復が遅れてしまうことが医学的に確認されています。
早めに日常生活にもどるためには、カラダのバランスを整えることで腰の負担を減らし、痛みを軽くする必要があります。
ぎっくり腰で来院された多くの患者さんから「痛みがびっくりするほど軽くなりました!」といった感想を頂き、次の日から仕事に復帰される方も多くいらしゃいます。
ただし、痛みが軽くなったとは言っても、痛めた患部が完治するまでは数日かかるので決して無理はしないで下さいね。
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